■Appleの新しい携帯電話は、「iPhone」の商標を持つCiscoの許可を得ていなかった。 米Cisco Systemsは1月10日、米Appleを商標侵害で訴えた。
同社は米カリフォルニア州北地区の連邦地裁に訴状を提出、同社の登録商標「iPhone」をAppleが侵害していると訴えている。同社は、AppleによるiPhone商標の複製と使用を禁止する差し止めによる救済を求めている。
Appleは9日、「iPhone」という名称の携帯電話を発表した。
Cisco はこのとき、「AppleがiPhoneを発表したということは、(Ciscoとの商標使用)契約に応じるつもりがあるということだと受け取っている。9 日中にはAppleの署名が入った契約書を受け取る見込みだ」とコメントしていた。しかし、結局Appleは契約にサインしなかったようだ。
Cisco は2000年にInfogearの買収を通じてiPhoneの商標を取得した。Infogearは1996年3月にiPhoneの商標を申請し、数年間同名の製品を販売していた。Cisco傘下のLinksysは先月、「iPhone」という名前のIP電話機を発表している。
「当社はAppleからiPhoneという名称の使用許可を何度も求められ、誠意を持って話し合いをした。Appleの新しい携帯電話がエキサイティングなのは確かだが、当社の商標を許可なく使うべきではない」とCiscoは声明文で述べている。


AppleのiPhone(上)とLinksys(Cisco)のiPhone(下)
■アイホンとAppleが協議 「iPhone」と商標類似「iPhone」の商標をめぐり、インターホン最大手のアイホンが米Appleと協議していることを明らかにした。
インターホン最大手のアイホン(名古屋市)はこのほど、同社の商標が米Appleの携帯電話「iPhone」と類似している点について、Appleと協議していると発表した。
アイホンは、国内では「アイホン」、米国をふくむ海外では「AIPHONE」の商標権を取得して製品を販売している。6月のiPhone発売以降、報道を見た消費者などから同社に問い合わせが相次いだといい、混乱を防ぐ目的で、両社で協議していることを発表した。
協議内容について「守秘義務があるので、具体的には話せない」としている。
アイホンは家庭用・業務用のインターホンやドアホンなどを手がけ、2007年3月期の連結売上高は413億円。東証1部・名証1部上場。
iPhoneの商標をめぐっては、米Cisco SystemsがAppleを提訴し、その後和解している。